どろあわわと肌の基礎知識

美容に役立つスキンケアの知識~スキンケアQ&A~

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Q.手のひらでパッティングするとお肌が生き返る?

A.小さな角質細胞を傷めるだけです。

こわれたテレビなどを、たたいて直そうとする感覚に似ています。

たしかに刺激が適度なら皮膚の細胞が活性化されるという多少のプラスはありえます。

けれど、細胞レベルでいえば、これは大変な刺激を与える乱暴なケアでもあり、強さによっては角質細胞を傷めつけることになります。

角質細胞の大きさは1ミリメートルの100分の1ほど。

こまかな粉みたいなものです。

これに手のひらがパタパタと当たるのです。

当たった瞬間に、表面の角質細胞は簡単に何ミクロンもずれますし、細胞もめくれてしまいます。

適正な強さがむずかしくプラス面よりもマイナス面のほうが大きくなる可能性が高いとも思われます。

Q.化粧水はコットンでつけるほうが肌にやさしい?

A.コットンは指よりも肌にダメージを与えやすいのです。

コットンで化粧水や乳液をつけ、顔を拭いたり、洗ったりするのは、肌にやさしいように思うかもしれませんが、じつは、指の腹でやるほうが肌にはよりやさしくダメージは少なくてすみます。

指先は、わずか1ミリメートルの100分の1の凸凹でも感じとることができるほど、鋭敏といわれています。

毛穴の根元の皮膚はとがっていますし、角質細胞の角もめくれあがっていたりしています。

指先ならそういったミクロ単位の凹凸も敏感にキャッチしますので、肌を傷つけないように微妙に指の当たりを調節することが可能です。

コットンを巻いた指ではこまかい凸凹など感じとれませんので、皮膚表面の突起にコットンの繊維が引っかかったり、毛根部を傷つけてしまったりする可能性が高くなるのではないでしょうか。

つまりコットンは指以上に、肌にダメージを与えやすいといえます。

Q.筋肉を刺激するマッサージで、若返りますか?

A.皮と表皮の噛みあわせがズレる可能性があります。

一時期、肌の診察をしていて、真皮と表皮の境目付近がずれて、傷になってしまっている患者さんが、増えたことがありました。

極小の水ぶくれが治ったあとのような傷で、このような傷は、顔を強くマッサージしたり、こすったりした場合にもみられますが、それが顔にめずらしいくらいたくさんあるのです。

患者さんの肌をモニターに拡大して見せながら、「表皮と真皮の境のあたりがずれたような浅い傷があちこちにあります。ほら、ここにも、ここにも…。何か肌を強くこするようなことをしましたか?」「そういえば、痛気持ちいいくらいに顔の皮膚をつねるマッサージがたるみなどに効くというので、やりはじめたんですけれど」。

肌が悲鳴を上げるほどグイグイとつねれば、真皮と表皮の間の噛みあわせがずれてしまうのかもしれません。

そこで、そのマッサージをしばらくやめていただきました。

次に来院したときには、傷は消えていました。

同じような患者さんが、続けて数人いました。

少し赤くなる程度に軽くこするだけでも、くりかえすと、皮膚にはダメージが蓄積され、くすみやシミの原因になります。

また、顔の皮膚は骨や筋肉に、靭帯という貝柱のようなヒモで固定されて垂れないようにはなっていますが、強くマッサージしすぎると、このヒモがのびて垂れてしまうことがありますから注意してください。

Q.ビタミンCのイオン導入は、効果があるのですか?

A.あります。でも、やりすぎは禁物。月に1回程度に抑えるべきです。

ビタミンCはさまざまな美肌効果をもっています。

適度に使えば強い抗酸化作用があるため、過酸化脂質ができるのを抑え、細胞膜を傷つける活性酸素も除去します。

皮脂の分泌を抑制し、毛穴を引きしめ、炎症を抑えますし、真皮のコラーゲンの生成を促して、肌に弾力を与えます。

さらに、紫外線やストレスで傷んだDNAを修復する力があることもわかっていますし、メラニンを合成しにくくするので、美白効果にもすぐれています。

肌のキメを整えて、肌に透明感をもたらす効果まであります。

このビタミンCを肌の奥まで浸透させることができるのが、イオン導入です。

水にとかしたビタミンCはイオン化して、プラスイオンとマイナスイオンにわかれます。

そこに電流を流すと、イオン化ビタミンCが肌の奥深く浸透するのです。

その浸透力は、肌にただビタミンCをぬった場合の、数十倍にもなります。

最初、私はイオン導入に半信半疑でしたが、毎月1回、1~2年間イオン導入を続けている患者さんの肌が、何もしていない人の肌よりも、くすみ、シミ、透明感、毛穴の縮小などの点で明らかにすぐれている例を実際に何人もみました。

また、イオン導入によってたしかにビタミンCが肌の中に浸透していることが、科学的に証明されるようにもなり、その効果を認めざるをえなくなったのです。

ただし、毎日のようにせっせと続けていた人では、肌が乾燥して悪化してしまう傾向がみられました。

イオン化したビタミンCを、電流を流して強制的に肌に押しこめば、かわりに肌の中にある別の成分のイオンが皮膚から出ていっているはずです。

つまり、ビタミンCを必要以上に大量に入れこむことで、別の大切な成分をうばいとっている可能性があります。

また、ビタミンCのサプリメントのところでもふれた酸化ビタミンCの発生による悪影響もあるかもしれません。

というわけで、イオン導入はやりすぎずに、1か月に1~2回程度に抑えましょう。

イオン導入用として売られているビタミンCには、たいてい防腐剤や酸化防止剤など、肌に好ましくない成分が入っています。

続けておこなうのであれば、薬局でビタミンCかビタミンC誘導体の粉末を買ってきて、自分で5~10グラムを1リットルの蒸留水か軟水のミネラルウォーターにとかして使ってもよいでしょう。

なお、ビタミンC以外の成分には警戒が必要です。

あやしい成分を直接皮膚に入れつづけることは、些細なプラス面よりもリスクが大きくなります。

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