どろあわわと肌の基礎知識

女性のお肌とストレス・生理の関係性

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月経前はお肌の安静を心がけましょう

月経がはじまる1週間前、肌は敏感になりやすいトラブル誘発期に入ります。

体内ではプロゲステロンが徐々に増えていき、分泌量がピークを迎えるころ。

一方、皮膚は皮脂量を増やし、角質層を厚くしてバリアを高めようという変化が生じます。

月経前にニキビができやすくなるのは、ひとつはこのためです。

体調も不安定になりがちで、お腹が張ったり、むくんだり、イライラしたり、やたらと眠くなったりする月経前症候群(PMS)などの不調を起こしやすくな
ります。

そして、月経がはじまると、エストロゲンとプロゲステロンともに分泌量が減り、肌の調子や体調はあいかわらず低空飛行をつづけます。

月経が終わると、一変して、お肌は絶好調サイクルに入っていきます。

徐々にエストロゲンの分泌が活発になることで、肌のうるおいや透明感も増してきて、お肌の調子がよくなっていくのです。

こうした月経による肌の変化には個人差があります。

目に見えて肌の調子が変わってくる人もいれば、自覚症状がほとんどない方もいます。

ただし、ホルモンバランスの変化に肌が影響を受けていることはたしかなので、月経前はいつもより「皮膚の安静」を心がけましょう。

エステなどのスペシャルケアは良かれと思っても、刺激となってかえって肌の負担になることがあります。

月経前は、できるだけいつもどおりのやさしいスキンケアを心がけてください。

一方、月経後は肌のコンディションが安定してきます。

新しい基礎化粧品を試したり、エステなどの特別なスキンケアをするのにいいタイミングです。

月経周期に合わせたスキンケアの視点をもっていると、トラブルを未然に防ぐことができ、肌もより快適に過ごせるはずです。

更年期の事も考えて!

また、考えなければならないのは「更年期」のことです。

女性は、40代後半から50代で更年期を迎えます。

女性のからだは、20~30代をピークに徐々に卵巣機能が低下し、50歳前後で閉経を迎えます。

閉経前後の卵巣機能がいよいよおとろえていく数年間の過程を更年期といいます。

卵巣機能が低下するとエストロゲンが減少してくるため、40代ごろから肌の体はガクッと落ちてきます。

エストロゲンは、骨量の維持に貢献し、コラーゲン合成を促進するなどウェルエイジング(加齢に逆らうアンチエイジングではなく、健康的に年を重ねること。サクセスフルエイジング、ヘルシーエイジング、健康加齢などとも表現される)の心強い味方です。

エストロゲンが減少して、閉経するということは、老化を食い止めていた支え棒がガクッと外れてしまうということ。

更年期に起こる不調では、自律神経失調の兆候が出てくるケースが多く、ホツトフラッシュのように顔が熱っぽい感じがしたり、寝汗をかくなどの症状が出てくることもあります。

顔に熱が集まることで、かゆみなどの自覚症状、化粧品が合わなくなる等々の肌の問題が生じることもあります。

このように、女性のからだは生殖にまつわるホルモンバランスの変化の影響を大きく受けるため、男性に比べて体調が不安定で、それにともなって皮膚のトラブルも起こりやすいのです。

ストレス解消こそ、美肌の近道

心理面においても、女性と男性の心のメカニズムは異なる面があります。

たとえば、男性は悩み事や心配を抱えたとき、外に発散することで解決をはかろうとしますが、女性の場合は、自分の中でどう折り合いをつけるかを考え、抱え込んでしまう傾向にあります。

こうした心身両面の違いから、女性がパニック障害やうつ病などの心身症になる確率は、男性の2倍ともいわれています。

わたしが勤務する東京女子医科大学附属女性生涯健康センターは、女性のためのクリニックで、メンタルケア科のほか、婦人科、内科などとともに、女性専門の皮膚科外来を開設しています。

ここでさまざまな年代の女性の忠者さんと日々接していますが、女性はストレスの原因も多様で、しかも年齢によってそのストレス要因は移り変わっていくようです。

皮膚トラブルを抱える女性に対しては、心の問題やストレスへの対処法を含め心身医学的な治療をしていくと、皮膚の状態が大きく改善していくことをよく経験します。

ストレスの原因となるのは、20~30代の女性では、仕事上の人間関係や友人・恋人との関係に閲する悩みが一番多く目立ちます。

そして、40代後半以降からは、自分の健康問題が気になりはじめ、加えて親の世代の介護の問題、子どもの進路や自立の問題、夫との関係が浮上してきます。

また、働いている人はより責任ある立場になっていくことで人間関係のはざまに立つなど、悩みの幅がぐんと広がります。

妻、母親、嫁といった立場ごとの役割が増えていくにつれて、悩みや心配事はあれもこれもと増えていく、悩ましい状況です。

さらに多くの女性は40代後半から50代に更年期に突入することで、ホルモンバランスが変わり、肉体的にも精神的にもつらい時期に入ります。

こうした心身の変化も、悩みをより複合的にしていることがあります。

ストレスと肌との関係性

皮膚科学の世界では、本人のストレスと皮膚の関係は、想像以上に密接であることがあきらかになってきました。

資生堂ライフサイエンス研究センターでは、ストレスと肌の回復力の研究をおこなっています。

そこでは女性の肌の角質をテープではがしたあと、角質層の回復スピードをはかる実験をおこないました。

その結果、回復期間中をストレスなく過ごした人の回復は早く、ストレスを与えられた人の回復は遅いということがあきらかになったのです。

さらに興味深いことに、ストレスありのグループにリラクゼーション効果のある香りを嗅がせたところ、ストレスなしのグループと同じレベルまで回復力が上がったという結果が出ています。

このことからわかるのは、ストレスを受けたとしても、ストレスを緩和させるようなリラクゼーションやリフレッシュ法を用いることで、ストレスが与える肌への悪影響は、ある程度まで解消できるということです。

ストレスの種は、私たちの身のまわりにたくさんあり、どうしても避けられないものも多くあります。

そのとき、一番大切なのは、「自分がそれにどう対処するか」ということです。

そのためには、よい方向に気持ちを仕向ける思考習慣はもちろんですが、スポーツでもアートでも友人とのおしゃべりでも、何でもいいのですが、何かに没頭して楽しめる時間をもつことが大きな意味をもってきます。

それは、悩みにとらわれていた思考からいったん離れて、視野を広くしてくれる効果をもっているからです。

毎日をいきいきと過ごすための心がけをする。

それだけで肌はよい方向に向かっていくはずです

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