大豆イソフラボン、摂っている?
大豆には女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンが含まれています。
これはフラボノイド(ポリフェノールのなかでも重要な色素成分類)の一種。
植物エスト口ゲンのひとつといわれ、化学構造が女性ホルモン(エストロゲン)に似ていてエス卜口ゲン受容体に結合することから、エス卜口ゲンの働きに似た生体作用を発揮します。
これにより、更年期障害の軽減や骨組しよう症の予防に効果があるといわれます。
また、エストロゲンの働きを補うことからコラーゲンを増やして肌のハリを保つことや、新陳代謝を高めて肌の生まれ変わりを促進する働きが期待できます。
エクオール菌がある人、ない人
大豆イソフラボンの恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることを知っていますか?
大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分から、腸内細菌の力を借りて「エクオール」に変換できる人は、恩恵を受けやすい人です。
エクオールはダイゼインよりもよりエストロゲンに似た働きをするためです。
腸内細菌(エクオール産生菌)をもっている人の割合は、国や世代により差があり、日木人の20代では20%程度と少数。
大豆の摂取量などによる腸内環境の違いによるものと考えられています。
気になる人はサプリメントでエクオールを補うこともできます。
花粉で肌がかゆくない?
最近、肌がかゆくないですかつもしかしたら花粉の影響でアレルギー性皮膚炎を起こしている可能性があります(いわゆる花粉皮膚炎)。
かくと悪化してしまうので、早めに皮膚科ヘ行きましょう。
この時期、花粉が原因でアレルギー性皮膚炎を起こす人は、乾燥肌やア卜ピー性皮膚炎で肌のバリア機能が低下していることが考えられます。
なぜなら、花粉症の人でも肌のバリア機能が正しく働いていれば肌あれは起きないからです。
毎年肌のかゆみを感じる人は花粉飛散前から保湿クリームで肌を保護し、バリア機能を保つことを心がけましょう。
さらに使う化粧品を低刺激のものにするのもおすすめです。
鼻をかんだらワセリンを塗る
鼻をかみすぎて真っ赤になり、困っていませんか?
鼻をかむときにティッシュペーパーなどでこすると、角層が傷つき肌のバリア機能が低下します。
さらに、鼻水が肌に触れると、鼻水に含まれる塩分などが刺激になり、炎症を起こします。
回復するまでは、鼻をかんだあとにワセリンやオイルを鼻の下に塗っておきましょう。
鼻水をはじくので、悪化を防げます。
また、使用するティッシュペーパーも肌当たりのよいものを選びましょう。
花粉症に効く点鼻ボトックスとは?
花粉症の治療は抗アレルギ剤の内服、点鼻薬、点眼薬を使うことが一般的です。
しかし、薬によっては眠気が出る、のどが渇く、倦怠感が出ることもあります。
このような不安がない治療法に点鼻ボ卜ックスがあります。
鼻の粘膜に直接ボ卜ックスをたらすだけの、痛みもなく2分ほどで終了する治療法です。
ボトックスは副交感神経の働きを抑えて鼻水の分量を減らすので、アメリカ食品医薬品局(FDA)もアレルギー性鼻炎への適応を認めています。
また、目のかゆみにも効果を発揮。
点鼻当日から効果が現れ、約2~4週間は持続します。
抗アレルギー剤の内服との併用も可能。
春菊でさび知らずの若い肌に!
冬の鍋物に欠かせない春菊は11月から3月が旬。
春に黄色い花を咲かせることからその名がつきました。
関西では「きくな」と呼ばれています。
強い抗酸化作用のあるβーカ口テンとポリフェノール、健康な肌の代謝を促すビタミンB2を豊富に含むため、「さび止め」の働きが期待できる野菜です。
からだを支える骨の材料となるカルシウム、成長促進に関わる鉄も含みます。
独特の香りはa-ピネン、ベンズアルデヒドなど10種類の成分によるもの。
自律神経に作用して、胃腸の働きを高める効果が期待できます。
やわらかい葉は、生でも食べられます。